静岡スタイルは、静岡クレールに新しく変わりました!

幻のキウイフルーツ。

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【富士市で生まれた魔法のキウイ】

静岡県は富士市。この地で生まれたある果物の新品種をご存知でしょうか。
それはキウイフルーツです。

キウイフルーツはあまり食卓に並ぶものでも、古くから県民に親しまれているものでもなく、好きな人が好んで食べるというような果物です。

そういった事の理由としては、剥くときに手間がかかる事や、食べるときに手などが汚れる事、そして種の独特な食感、酸味がキウイフルーツの好みを二分しているからです。

しかし新品種のキウイフルーツは好みを分けていた酸味が殆ど無く、あるのはびっくりするぐらいの甘さです。
その名も『レインボーレッド』です。

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【うっとりするような甘さ】

このレインボーレッドキウイフルーツですが、その見た目から普通のキウイフルーツと違っています。
キウイフルーツといえば、皮の表面に無数の産毛が生えていますがレインボーには生えていません。

その段階から普通のキウイとは「別物」ということが分かるかもしれません。
また、通常のものが一般的にたまご型と称されるのに対し、こちらは上部が窪んだような形をしています。

ただし、このキウイの本当の特徴はキウイを切った時にようやく分かります。
通常のものといえば、基本的に黄緑色の1色。
しかし、何とこちらは黄緑色の内側、種のある部分が赤く、またその中央部が白というコントラストです。
その名に恥じない、確かに美しい色をしたキウイフルーツだったのです。

人間というものは、視覚から得た情報を最優先に物事を考えるのが特徴ですが、ことレインボーに関しては、その味覚で最大の違いを実感して欲しいです。

何とこのキウイ、糖度が17度前後もある非常に甘いキウイフルーツなのです。
糖度17といえばおよそメロンやブドウぐらいの甘さがあります。

キウイの味といえば先行されるのは、ほんのり香る酸味ですからその違いが顕著に分かると思います。
レインボーはうっとりするほどの甘さの後に爽やかな酸味が広がりますので、キウイ独特の酸味が苦手な方にもオススメです。

【今後の課題】

さて、そんなレインボーの難点ですが、まずは収穫時期の短さにあります。

レインボーの収穫時期は一般的には10から12月旬と言われています。
その中でも9月から10月が旬とされる時期で、僅か1ヶ月程しかありません。

そしてこの収穫期を誤ると、充分に甘くなかったり、果肉が硬かったりします。

また糖度が高いということは追熟も早いので、貯蔵性にも向いてなく、傷みも多少早いです。

お値段も通常のキウイが1キロ300円ほどで取引されるのに対し、700円ほどと倍のお値段が付きます。
生産者の苦悩、苦労を考えると確かに妥当、むしろ安価な気がしますが、消費者にとっては中々手に取るのに勇気がいるかもしれません。

ただし、これをブランドとして売りだしていけば販路も拡大するわけで、ある一定の時期しか取れず、流通量も僅かな幻のキウイと謳えばブランドが大好きな日本人には受けたりするのかもしれません。

またまだ改善点が多く見られるキウイですが、今後は「静岡のお茶」、「三ヶ日みかん」、「由比の桜海老」、「富士宮の焼きそば」、「浜松のマスクメロン」と肩を並べるようなふじのくにの名産品になってくれることを期待します。