静岡スタイルは、静岡クレールに新しく変わりました!

Loop The Sun

静岡市清水区袖師町、県道338号線沿い。ひっそりと佇む雑貨屋さんがあることをご存知でしょうか。
その名は『Loop The Sun』。店名の通り、暖かで親しみやすい店主の手塚さんを中心に、まるで太陽の周りを回る惑星のように作られる人の輪を大切にしているお店です。

【好きな物を分かち合う店】

好きな物を集めて、それに共感してくれる人が集まるお店を作りたい。そんな想いから、手塚さんが雑貨屋Loop The Sunをオープンさせたのは、2013年8月のこと。まもなく3周年を迎えます。

Loop The Sunがあるのは、清水の中でも賑わいのある駅付近からは少し離れた袖師町。近隣に目立った建物もなく、商売をする上では比較的地味な立地であると言わざるを得ません。
しかし、その小さなお店には、手塚さんのこだわりと「好きな物」が目一杯詰め込まれています。

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「清水で物件を探していて、この建物に惚れたんです」
と手塚さんが言うように、Loop The Sunの建物はそのものが手塚さんの「好きな物」。青々と茂る草木に囲まれた小さな一軒家は、まるで魔法使いが住まう街外れのおうち。外国の絵本から飛び出してきたような雰囲気に包まれています。

さあ、その扉を開けて一歩踏み込んでみましょう。すると元は飲み屋だった建物らしく、雑貨屋らしからぬカウンターが。柱や梁などの木の感じや、アーチ型の大きな窓をはじめとした昭和を感じさせるノスタルジックな内装も、手塚さんの心をつかんだといいます。
壁を塗ったり、座敷を解体したりという改装の作業は手塚さんが自ら行ったというLoop The Sunの店内に所狭しと並ぶのは、ハンドメイド作家さんや手塚さんの作品をメインに、選び抜かれた雑貨の数々。

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一番目を引く場所に並ぶのは、神奈川の作家さんの手による「玉響glass(たまゆらグラス)」のアクセサリーたち。巷で話題となった宇宙グラスのように内部に人工オパールや金属が閉じ込められており、ひとつひとつに小さな宇宙を作り上げています。それぞれが世界にたったひとつだけの輝きで、見ただけで引き込まれるような魅力があります。
ハンドメイドのイベントでこの玉響glassに出会った手塚さんは、一瞬で釘付けになったのだそう。

他にも、並ぶ雑貨たちは手塚さんがイベントで出会い、作家さんに直接店に置かせて欲しいと頼んだものばかり。ひとつひとつが、他にはない珠玉のアイテムです。

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また、作家さんたちの雑貨に加え、手塚さん自身が作ったものも。ここ最近作っているのは、先ほど挙げた玉響glassに影響されて始めたという、世間でも話題のUVレジンを使った猫のネームタグ。市販のネームタグはシール式のせいですぐボロボロになってしまう上、あまり可愛くないということで注文を受けて作ることにしたのだそう。手塚さんが大好きな映画「メン・イン・ブラック」に登場する猫が首につけていた銀河系の映ったガラス玉のチャームをイメージしたというこちらは、まさに星空がレジンに閉じ込められたようにキラキラと光を反射します。

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元々『SORTOUT(ソートアウト)』という名前でミサンガなどの小物を制作していたという手塚さん。身に付けるもので買いたいと思えるものがなく、自分が欲しいものを作り始めたのがきっかけです。
もちろんLoop The SunにもSORTOUTの小物が並びます。
オススメは、
「ただの黒いのじゃ嫌だ」
という想いから生まれたヘアゴム。存在感のある大きめの天然石で飾られたこちらは、手首に着けてブレスレットのようにしても可愛いですよ。
他にも、手塚さんのセンスの光る小物たちは、人とは違うものを求める方にピッタリです。

【「居心地の良い場所」あります】

そんなLoop The Sunのお客さんたちは、年齢、性別ともに様々。ほっとする隠れ家のようなお店だからか、おやつを持参してカウンターに座り、手塚さんとお喋りをしに来るなんて人もいるのだそうです。
「うち、実は一番の常連さんは子どもたちなんですよ。おやつ買って来てくれたりもして」
と手塚さんが笑うように、Loop The Sunには学校が終わった後や休日に小中学生が手塚さんを慕って遊びにやって来ます。

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「いつの間にかお客さんの人生相談をしちゃってたりもします。もう、お店というよりそういう場所っていうか……。商売したいんですけどね(笑)」
時間の許す限り、カウンターでゆっくりしていたい。そんな居心地の良さもLoop The Sunの魅力。

また、そんなゆっくりとした時間が流れるカウンターでは、トートバッグなどの手作り体験も行っています。イベントなどでのワークショップでは、時間が限られていることがほとんどですが、Loop The Sunでは気の済むまでああでもないこうでもないと言いながらお好みのものを作り上げることができるのです。
手塚さん曰く
「かなり遊べますよ!」
とのことで、今後もっと作れるものなどの選択肢を増やしていく予定なのだそう。
こんなものが作りたい、という希望に沿ってプロのハンドメイド作家が一緒に考え、サポートしてくれるLoop The Sunの手作り体験は、ハンドメイドをしてみたいけれど何から始めればいいのか悩んでいるという方にもオススメです。

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また、キャンプなどのアウトドアが大好きで、以前はアウトドアショップに勤めていたという手塚さん。店内には、「NORDISK(ノルディスク)」というブランドのキャンプ用品も並んでいます。NORDISKとは北欧を意味する単語で、その名の通り北欧の誇りとなるような品質と革新性を持ったブランドです。
Loop The Sunへキャンプ用品を探しに来るキャンパーたちが最も求めるのは、NORDISKの代名詞ともなっているサーカステントのようなデザインのティンピー型と呼ばれるテント。インターネットでも販売しているこちらを、実際に見てみたいと言ってやって来るお客さんが多いのだとか。
このテントの人気は非常に高く、アウトドアショップでは売り切れてしまうこともザラ。Loop The Sunは「穴場的な」お店かもしれませんね。

テントの他にも、キャンプ用品の並ぶLoop The Sun。手塚さん自身も定期的にキャンプイベントに参加しているベテランキャンパーなので、
「こういうものを持っているのだけれど、どうやって使ったら良いのか」
とお客さんから相談を受けることもあるのだそうです。

ということで、生まれてこの方一度もキャンプをしたことがない筋金入りのインドア派である筆者も、手塚さんに相談してみることにしました。

「これからアウトドア活動を始めたいのですが、まずはどんなことをしたら良いでしょうか?」
読者のみなさんの中にも、キャンプやバーベキューといったアウトドアに興味はあるけれどなかなか一歩が踏み出せない方がいらっしゃるのではありませんか。そんなインドア派へ手塚さんからのオススメは、ピクニック。
「公園でいいので、レジャーシートを敷いてお弁当を食べてみたらどうでしょうか。自然の中で食べるご飯は美味しいですよ。のんびりして、それで、帰りたくないなあ、ずっとそこにいたいなあって思ったら、もっとアウトドアしたくなりますよ」
ちょっと知ったらもっと知りたくなる、なんてなんだか恋愛のようですね。

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そんな手塚さんに、アウトドアの魅力を伺いました。
「外ってすることがないからひとつのことに集中するんですよ。寝床を飾ってみたり、凝ったご飯を作ってみたり。そうしていると普段頭の中でごちゃごちゃしているものを忘れられるんですよね。川遊びしたり葉っぱを拾ったりして、童心に返るっていうか。あと、良い写真が撮れたりすると楽しかったり。夜、焚き火で串に刺したウインナーを焼いたりするのもすごく美味しいし……あ、こういう妄想話をよくお客さんとカウンターでするんですよ」
こうした楽しい想像を巡らせることができるのも、アウトドアの魅力です。アウトドアの楽しみは、Loop The Sunの居心地の良い空間から繋がっているのかもしれませんね。

「もし気になったら、ぜひ来てください。気になってくれた方、同じ趣味の方とぜひ話してみたいです。」
と、メッセージを寄せてくれた手塚さん。彼女を太陽とした輪、『Loop The Sun』は、いつでもあなたを待っています。

【店舗情報】

住所:〒424-0037
静岡市清水区袖師町186-2
TEL:054-368-6503
営業時間:11:00〜18:00
お休み:毎週水曜日+α
公式HP:http://www.loopthesun.com