静岡スタイルは、静岡クレールに新しく変わりました!

清水区2代銘菓

静岡市清水区。

清水港からあがるマグロは脂のノリがたまらなく、切り身の血筋も実に美しい。

清水駅前は以前と比べると人の通りが多くなったものの、まだまだ寂しさが漂う。

今も昔も魚は一級品、しかし以前のような活気はどこへやら。
1番の繁華街だった銀座は、今やシャッターを閉めている店のほうが多く非常に目立つ。

そんな清水の時代の流れ、浮き沈みをずっと見守ってきたお菓子がある。
『追分羊羹』と『次郎長笠』である。

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【追分羊羹】

時代は江戸。一人の僧が旅路の途中に怪我をし途方に暮れていたら一人の青年に助けられた。
僧はこの青年との出会いを仏がもたらした思し召しだとそう思い、礼に送った小豆の羹づくりが追分羊羹の由来と言われている。

和菓子本来の美味しさを引き出す厳選した小豆。追分羊羹に使用する小豆は中でも厳選された北海道小豆である。
追分羊羹は真心込めて1つ1つ丁寧に作り、時代に左右されること無く昔ながらの味を守り続けている。
羊羹を竹皮で包んでいるため、ほんのりと風味も香るのも特徴の一つである。

お値段は1袋300g入で1050円。
食べやすい一口サイズのもので240円です。

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【次郎長笠】

次郎長とは清水が生んだ幕末から明治にかけて活躍した偉人である。
その半生は奔放ながら多くの功績を残し、今なお語り継がれている。

実際清水区に次郎長通りといったものもあるほど清水では有名な人間だった。

次郎長は大のお菓子好きで、晩年、懐に隠し持ったそれを子どもたちに与えていたという。
そんな次郎長にちなんで生まれた清水の製菓が『次郎長笠』である。

新鮮な卵、はちみつなどを使いふっくらとした大きな笠(生地)に丹念に練りあげたあん、厳選した大粒の栗、米粉から作った求肥を入れたのが次郎長笠であり、多くの清水人にジャンボどら焼きとして親しまれている。
あまりに大きいため一人で食べる人は少なく、皆で分けあい食べられるようになってから清水生まれの土産として急速に広まり多くのメディアに取り上げられている。

また全国菓子博覧会では、これまで金賞、技術賞、会長賞を獲得したほど。
1個756円でサービスエリアでも販売されている。

これからも、この先の清水を威厳なる態度でただただ見つめる2つの銘菓

時代に流されること無く昔ながらの伝統を引き継ぎ今日も多くの人の笑顔に付与している。
さて、清水はこれからどうなるだろう。
昔のような賑やかさを取り戻すか、衰退の一途をたどるか。お菓子と違い変わり続ける人の思い、一人ひとりがもっと清水を好きになることが清水復活の鍵になるだろう。