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静岡の経済【最低賃金の話】。

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今回はいつもとはすこし趣向を変えて、静岡の経済の話をしたいと思います。

さて、皆さんは何のために働きますか。
やりがいを求めるため、自己成長のため、社会奉仕のため、楽しさを追求するため。

人により、働く理由というものは違いますが、何のために働くか、その問いにもっとも純粋に答えるのであれば、収入を得て生活を安定させるためではないでしょうか。
どんなに楽しくても、やりがいがあっても、誰かのためになっても、対価が支払わなければ誰も働く意欲は湧かないと思います。(ボランティアは除く)

そのため多くの人が給料明細を見て一喜一憂するのだと思います。
自分の給料は少なすぎるだとか、頑張った甲斐があっただとか言われるのはそのためです。

しかし、高収入、低収入に関わらず、給料には『最低賃金』というものが定められています。
会社で働く常用・臨時・パート・アルバイトなど雇用形態を問わず、すべての労働者とその使用者に適用されるものです。

我が静岡県では最低賃金は【1時間当たり783円】(平成27年10月3日産出)です。
パルプなどの紙製造業が772円、タイヤなどのゴム製品製造業が819円、金属製造業が852円、各種機械器具製造業が864円、電子機器販売業が836円、小売業が810円です。

これは高いか、低いかというと全国トップ10圏内にランクインします。
もちろんこの最低賃金には各県で差があり、1位の東京、2位の神奈川県は裕に850円超えです。

ここで出てくるのが最低賃金の決められる基準ですが、それはその土地の会社の生産性や物価水準、人口などを厚生労働省が厳密なデータを取り決められています。
そのため、最低賃金を全国一律にするのは困難なのです。

簡単に言いますと、自分がコンビニエンスストアでアルバイトをしていたとします。
東京のコンビニでは1時間にお客さんが100人、かえって沖縄のコンビニでは1時間に10人、これでどちらも時給800円なら異議申し立ての不服が出ることは避けられないでしょう。

また、東京では人口が多いというだけではなく、スーパーや飲食店で売られているものの値段が非常に高く(野菜や肉などが顕著、メーカー希望販売価格が設定されているのもは除く)、沖縄では非常に安いです。

さらに、賃貸物件の家賃さえも大きな差があり、東京で一人暮らしをするにはおよそ7~8万円(場所による)かかりますが県庁所在地で、沖縄随一の繁華街である那覇で4万円ほどです。
これで賃金が同じであれば、東京では生活が出来なくなり、那覇では生活に余裕が出るでしょう。

これは各国によって通貨価値や物価が違うということと一緒なのです。
「ミクロ」か「マクロ」かの差だけなのです。

こういったことを考慮すると、静岡県の783円という最低賃金の額もいささか見当はずれでないことが分かります。
今後静岡県の人口が上昇し、地価が上がり、大きな会社の進出が増えると静岡の最低賃金も比例し上がっていくでしょう。

しかし、仕事の忙しさもまた相関関係にあるのでどちらが良いということは簡単に言えないというわけです。
少し難しくなってしまいましたが、以上が静岡の経済事情、【最低賃金】についてのお話です。