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静岡県民も知らない地名のルーツ。『松崎町・下田市』

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敷地面積が非常に大きく、政令指定都市が2箇所もある静岡県は、四方八方沢山の地域に地名が存在し、県民の多くは自分が住んでいる場所以外の地名は分からないといった人が極めて多いです。

難読なものや、ルーツや由来が変わっていたり、間違って認識していたりと。

さて、そこで県民も知らないような変わったルーツを持つ地名をご紹介します。

今回取り上げるのは、『松崎町・下田市』です。

《松崎町》

伊豆半島の西南部、北・東・南・の三方を天城山系に囲まれ西は駿河湾に面する賀茂郡は松崎町。
「花とロマンの里」という美しいキャッチュフレーズに違わず、観光資源が数多くあります。

漆喰芸術の名工、入江長八を讃えた美術館や、明治時代からの呉服問屋、和と洋の建築様式を織り交ぜ出来た伊豆地区最古の小学校、優雅な庭園を持つ文化施設、高さ30メートルを誇る奇岩など、各地に名所を持ち多くの観光客を呼び込みます。

さて、そんな歴史情緒溢れる松崎町ですが、地名の由来は遥かさかのぼり鎌倉時代にルーツを持つようです。

松崎町はもともと松崎郷という名で古文書によれば、松が崎という地名が由来しているようです。

また、この「松」に関しては、植物の「松」に由来するものかどうかは定かではありませんが、どうやら「待つ」という同士が関連しているということは捨て切れないようです。
伊豆半島南部には天然の良港としての「風待港」が数多く存在し、船の出入りのために天気を判断する「日和山」が設けられていましたが、松崎町においてもそれは同様であったからです。

《下田市》

静岡県屈指の海水浴場である白浜海岸があり、夏には多くの観光客が訪れる下田市。
しかし下田には他にも多くの魅力があります。

下田市を語る上でまず外せないのが、幕末時代にペリーが上陸したという歴史的背景です。
付近にはマイマイ通りというカタツムリに因んだ道路もあります。

また港町だけあり、漁業も盛んに行われています。
下田港は金目鯛の水揚げ量が日本一で、道の駅で食べられる金目鯛の煮付けや刺し身は絶品です。

このように観光資源も多くある下田市ですが、「下田」という名前が付いた集落が形成されたのはそれほど古くないようです。

さて、下田という地名の由来ですが、二つの説があるようです。

一つは下田の上手に本郷があり、先に拓けた本郷の下にできた田であることから下田になったという説と、上田、中田、下田の品等分類における「下田(げでん)」が下田と呼ばれるようになったとする説が挙げられています。

どちらが正しい説かというのは定かではありませんが、地理上における相対的な関係性から付けられたというのはまず間違いないようです。

以上が静岡県の変わったルーツを持つ地名とその由来です。

自分の知らなかった場所かもしれませんが、その由来を知ると中々楽しかったり興味が湧いてくるかもしれません。
どれも静岡県内であるため、ルーツ巡りや観光などにも適しているかもしれません。
是非とも行かれてみてはどうでしょうか。
参考文献

日本地名の会 著
静岡県民も知らない地名の謎