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静岡県民も知らない地名のルーツ。『磐田市・浜松市』

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敷地面積が非常に大きく、政令指定都市が2箇所もある静岡県は、四方八方沢山の地域に地名が存在し、県民の多くは自分が住んでいる場所以外の地名は分からないといった人が極めて多いです。

難読なものや、ルーツや由来が変わっていたり、間違って認識していたりと。

さて、そこで県民も知らないような変わったルーツを持つ地名をご紹介します。

今回取り上げるのは、『磐田市・浜松市』です。

《磐田市》

サッカー王国静岡。

一昔前まではその名に恥じない成績を残し、日本代表選抜も多く排出しました。
しかし、いまやジュビロ磐田はJ2へ。清水エスパルスも先日J2へと陥落してしまいました。

さて、各チームの選手にはJ1へ返り咲いて貰うことを期待して、磐田の地名の由来をご紹介しましょう。

磐田市は遠州灘に面し、天竜川の東岸に位置するこの地は古くから交通の要衝として栄えてきました。
この磐田という名前が付いたのは、1940年の事で、それまで磐田郡属していた見付町と中泉町が合併、またその南に位置していた西貝村、天竜村の二村を含み磐田市としました。

実のところこの「磐田」という地名の起こりは定かではありません。

一説には岩田(岩の近くに田んぼがある地域)や祝田がなまったというものがあります。
祝田というのは神へ供えるための稲を育てる田の事を指しています。
この磐田という地名は何と1200年以上も前の書物には既に記されています。

《浜松市》

人口200万人以上の政令指定都市で広大な静岡県でも人口、面積ともに県内ナンバーワン、日本でも2番目の面積を誇ります。
7つの区から構成され、2011年には市制100周年も迎えました。

古くから「ものづくりの町」として親しまれ、ヤマハやスズキなど1流企業の本社が置かれていることでも有名です。
またノーベル物理学賞を受賞した小柴教授をささえた光電子増倍管カミオカンデを製造したことでも知られる浜松ホトニクスも浜松に所在を置いています。

そんな浜松市ですから、県庁こそ静岡市にあるものの、浜松市こそ静岡県の顔だと思う浜松人は多いようです。

さて、そんな浜松の地名の由来を確認できる最も古いのは、市内で出土した遺跡にあった木簡からで、それには「浜津(はまつ)」とありました。
そのことからこの地が1300年以上も前からそう呼ばれていたことが分かりました。

そして、この浜津がどのような経緯を持ち浜松に変貌を遂げたかは分かりませんが、鎌倉時代や室町時代には既に浜松と記されていたようです。
そのため平安から鎌倉にかけて変化していった事が分かります。

室町時代のある文献には、浜松の読み方として「浜万万都(はままつ)」という振り仮名が付いていたようで、この頃には既に「はまつ」とは呼ばれていなかったことが分かります。

なお、由来の説としては、浜松にある八幡宮が、現在の地に遷座した際、先導の白狐が浜辺より松の苗木を移し植え、これが繁ったことにより、「浜の松」が転じて浜松と呼ばれるようになりました。

またもう一つの説として、浜津というのが発音しにくく「ハ」を伸ばして「ハーマツ」となり、それが「ハママツ」へと転じたのではないかという面白い説もあります。

以上が静岡県の変わったルーツを持つ地名とその由来です。

自分の知らなかった場所かもしれませんが、その由来を知ると中々楽しかったり興味が湧いてくるかもしれません。
どれも静岡県内であるため、ルーツ巡りや観光などにも適しているかもしれません。
是非とも行かれてみてはどうでしょうか。
参考文献

日本地名の会 著
静岡県民も知らない地名の謎