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静岡県民も知らない地名のルーツ。『三方原と湯ヶ島』

敷地面積が非常に大きく、政令指定都市が2箇所もある静岡県は、四方八方沢山の地域に地名が存在し、県民の多くは自分が住んでいる場所以外の地名は分からないといった人が極めて多いです。

難読なものや、ルーツや由来が変わっていたり、間違って認識していたりと。

さて、そこで県民も知らないような変わったルーツを持つ地名をご紹介します。

今回取り上げるのは、『三方原と湯ヶ島』です。

《三方原》

静岡県の西部、政令指定都市である浜松市を中心に広がっている三方原ですが、こちらは徳川家康が武田信玄に敗れた三方原の戦いの舞台としてあまりにも有名です。

三方原の語源はいくつかありますが、この台地が農具の「箕」の形に見えることから「箕形が原」と呼ばれ、それが転じて三方原となったとする説や、ここから富士山を眺めると
箕の形に見えることから来たとする説、和地、祝田、都田の三つの村の秣場(秣を刈り取る野原)があったことから付いたとする説などがあります。

こららの説から考えると、台形をした農具の箕が由来である可能性が高いといえます。

地名7

《湯ヶ島》

静岡県東部、様々な温泉地が幾つもありますが、その中でも湯ヶ島温泉は確固たる人気を博しています。

JR東海道線に揺られこの地を訪れた人は口々にこう思うのではないでしょうか。
湯ヶ島のどこに「島」があるのかと。

しかし湯ヶ島の「島」の字は島が点々と浮かぶように、温泉地があちこちにある事から「湯島」と呼ばれるようになりました。

また、「シマ」という字を地名辞典で紐解くと、海に浮かぶ島の他に、「村」、「田園」、「村落」を指すこともあるというので、海上の島では無いのに「シマ」という言葉が付けられる地名もあるようです。

湯ヶ島も先述のような由来と、「湯の湧き出る村」ということで、湯ヶ島と呼ばれるようになったとも考えられています。

また湯ヶ島の観光スポットは温泉だけではなく、伊豆最大級の名瀑、「浄蓮の滝」がオススメです。
高さ25メートルから降り注ぐその様子は日本の滝○選にも名を連ね、轟々と流れ落ちる滝と周囲の静寂さのコントラストが一層趣を駆り立てています。
湯ヶ島に行った際には是非ともオススメしたいスポットです。

尚、現在湯ヶ島は伊豆市の一部となってしまいましたが、それまでは田方郡の湯ケ島町として多くの人が賑わった町でした。
以上が静岡県の変わったルーツを持つ地名とその由来です。

自分の知らなかった場所かもしれませんが、その由来を知ると中々楽しかったり興味が湧いてくるかもしれません。
どれも静岡県内であるため、ルーツ巡りや観光などにも適しているかもしれません。
是非とも行かれてみてはどうでしょうか。
参考文献

日本地名の会 著
静岡県民も知らない地名の謎