静岡スタイルは、静岡クレールに新しく変わりました!

第66回静岡大学学園祭『静大祭』から見えた景色。

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最近の若者は…

ドラマのワンシーンでよく耳にするフレーズです。上司が硬い表情でこう吐き捨てます。
これは『ゆとり世代』だという事を揶揄するような表現で、若者からしたらこれ以上ない屈辱的なセリフです。

しかしこれを当たり前のように使う世代は本当に若者の事を理解しているのでしょうか。
確かに、社会に出れば多少不器用な人はいます。
しかし、大抵の若者はそんな事無いのだと改めて言いたいです。

ゆとり世代を煙たがる世代の方々は、今の若者が、何を考え、何を好み、どんな事に情熱を注ぐか、本当に分かっているでしょうか。
そんな今の若者の人間模様を凝縮したものが学園祭だと思います。

今回は第66回静岡大学学園祭の《静大祭》を取材してきました。

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静大祭は今年で66回を迎え、静岡秋の風物詩ともなっている大きな行事です。
この日を待ち焦がれた学生も数多くいると思います。

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そんな静大祭ですが、まずは会場の説明です。

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正門から入り左右に塔があり、そこに様々なサークルや団体が集結し、これまでの成果を披露しています。

室内使用企画としては、放送研究会、ゲーム研究会、写真部、軽音、映画研究部、漫画サークル、イラスト同好会、茶道部、音楽同好会、昆虫同好会、美術部と社交ダンス部があります。

左右の塔を直進すると左手に模擬店、右手には運営本部、運営本部を超え坂を下った左手にはまた模擬店があります。

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模擬店では個性豊かな格好をした学生さん達が思い思いの接客をしながらお客さんを呼び込んでいます。

視覚的に目を引く模擬店、売り子を出す模擬店、様々な種類の模擬店が軒を連ね、また、試行錯誤の上完成したであろう、食べ物を販売しています。

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一度社会に出るとその会社のルールというものに雁字搦めにされてしまいますが、学生さん達の自由な接客にはすごく元気をもらえます。
それでいて言葉遣いもシーン(客層)によって区別しているようで、純粋に器用だと思います。

さて、模擬店では、たこ焼き、唐揚げ、つくね串、豚汁、お好み焼き、ワッフル、焼きそば、ポテト、やきとり、ポップコーン、フランクフルト、大学いも、たい焼き、揚げパン、餃子、焼きプリン、タルト、今川焼きなど非常に多くあります。

また、どれも学生さん達の手によって一つ一つ丁寧に作られているので、どの食べ物にも愛情のスパイスが効いています。

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静岡大学は非常に面積が大きいので、どこを見たら良いか、どこがオススメか、何がどこでやっているかなど、初めて訪れた人には探すのが少し困難かもしれません。
そんな時には運営本部の方々に訪ねてみましょう。

親身になって丁寧に分かりやすく説明して下さいます。もちろん笑顔もかかさず、まさに大手百貨店のお客様センターのようです。

運営本部の前にはステージが設備されバンドマンたちが熱い思いを胸に自らのハーモニーを奏でています。

さて、今回訪れた当日は生憎の空模様、というより基本的には雨が降っていました。
皆さん右手には傘を持っていました。

大抵の人は雨が降るとモチベーションが下がり外へ出るのが億劫になってしまいます。
それでいても静大祭のこの賑わいには驚愕しました。

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至る所に人、人、人。

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学園祭というものは学生さん達だけで作るのではなく、お客さんとの相乗効果で作りあげていくものなので、活気ある風景を望むことが出来ます。

また静岡大学には駐車場がなく、多くの人は臨時駐車場に車を停め、そこからバスで来るようです。
少し面倒ですがそれでもこの人の量は凄すぎます。

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今回の学園祭で私が個人的に最も興味を持ったのは正門から見て右手の塔の1階に入っている、社交ダンス部です。
華やかな衣装に目を取られたのがきっかけですが、いざショーを拝見すると、息を呑む美しさと大人顔負けの表現力があり気付けば夢中でシャッターを切っていました。

私も数年前までは大学生でしたが社交ダンスをやろうという選択肢は毛頭ありませんでした。(むしろそういった部活はありませんでした。)
それなのに最年少で18歳から社交ダンスに情熱を持って取り組んでいた姿勢には胸を打たれました。

部員一人一人のモチベーションや志も非常に高く、また、個人競技ではないため協調性も兼ね備えており、学生さんとは思えない存在感がありました。

演目は
1.マンマ・ミーア
2.逢いたくていま
3.Hey Ha
4.Lasso The Moon
5.Believe
6.パロンのうた
7.アゲハ蝶
8.Open arms
9.Hot stuff
10.恋人たちのクリスマス

と10種類あるのですが、どれもコンセプトや曲調、リズム、衣装など違うため新鮮な気持ちで見ることが出来ます。
また、およそ3分ほどの構成なので非常に見やすいです。

公演時間は1時間弱ですが、あっという間に終わってしまい、もう1度観たいという衝動に駆り立てられます。
その名の通り真剣に舞っていた彼、彼女たちは本当に素敵でした。

また、公演の前後でも部員の方々とお話をさせて頂いたのですが、皆さん実に礼儀正しいです。
部外者の私たちにも深々と頭を下げて下さいました。

また、その時のあどけない表情などを見るとやはり学生なのだと改めて思い、ギャップを感じることが出来ます。

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今年の静大祭は残す所あと1日となってしまいましたが、学生さん達の最高のパフォーマンスを是非ともその目で確かめて頂きたいと思います。

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冒頭で述べたゆとり世代を煙たがる世代の方々も若者のイメージが変わるのではないかと強く思います。

最後に、お忙しいところ、時間の合間を縫い撮影のご了承を頂きました社交ダンス部の方々には大変感謝しております。
株式会社シルフィ並びに静岡スタイル編集部一同は皆様の更なるご活躍を心よりお祈りいたします。