静岡スタイルは、静岡クレールに新しく変わりました!

うなぎの雑学。

東西に大きく伸びる静岡県は、数多くの地名や文化、言われや慣習など、その場その場で数多く存在します。
そういったところをじっくり観察していくと、今まで知らなかった新しい発見や、ルーツなどに触れられ、ますます静岡県を好きになることが出来ます。

そこで今回は、静岡人にも余り知られていない雑学をご紹介しましょう。
今回ピックアップするのは、『うなぎ』についてです。

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「うなぎと言えば静岡」と言われるほど静岡県はうなぎの有名な産地と知られています。
中でも浜名湖産のうなぎは格別とされていました。

しかし今ではその量は驚くべきほど激減し、今流通しているうなぎのほとんどは養殖のものとなりました。

それでも浜名湖産は根強い人気を誇ります。
その他三島や吉田町も有名なうなぎの産地となっています。

全国的に見ても水が綺麗な静岡県ですから、それは至極当然のようにも思えます。
土用の丑の日になると、県外から多くの観光客が詰めかけることでも有名です。

さてそんなうなぎについてご紹介します。

【天然物、養殖物の差】

先述いたしました通り、現在流通しているほとんどのうなぎは養殖物です。
しかし天然物と養殖物とでの味の差はほとんどありません。

さて、日本で初めてうなぎの養殖をされたのは今から100年以上も前の明治22年です。
それも浜名湖とのことです。

しかし、100年以上経った今でもうなぎの生態については謎が多いのです。

そのため、卵から孵るまでは天然物に頼らざるをえないのです。
稚魚となったうなぎを放し飼いで育てれば天然物として出荷され、管理下のもとで育てればそれは養殖物として出荷されるだけなのです。

【歴史に名を刻む哲学者が起こした珍発見!?】

うなぎの生態系については今でも解明されていないことがほとんどで、産卵場所などもはっきり分かっていません。日本産のうなぎはフィリピン沖で産卵するとのことですが、やはり確証は得られていないようです。

そんなうなぎの謎は哲学者、アリストテレスの頭をも悩ませていたようで、最終的にアリストテレスが辿り着いた結論は、泥から自然発生するという説でした。

【土用の丑の日を定めた江戸時代の発明王】

今や土用の丑の日といえば、誰もがうなぎを食べたくなるもの。
もはや夏の風物詩とも言うほど広く親しまれています。

さて、それではこの日を定めたのは誰でしょうか。
気になった人もいるのではないでしょうか。

それは、江戸時代に発明王「平賀源内」と言われています。

また、古くは万葉集の一節という説もあります。
元々江戸時代では夏場には色の黒いものを食べればバテずに済むと言われていたので、鮒や鯉、ナマズやしじみやナス、そしてうなぎが食されていたようです。
確かに理にかなっている意見で、うなぎに含まれるビタミンAには栄養促進の効果をもたらすのです。

【刺し身、ダメ、ゼッタイ】

うなぎ料理は一般的に蒲焼きが知られていますが、これ以外の調理、料理方法は無いのか調べてみました。
その結果、刺し身でも食べられるという事でした。

しかし、「食べられる」という可能形の表現で用いたように、基本的には食べられません。それはなぜかというと、うなぎの血液中に含まれているイクシオトキシンは神経毒を持っているからです。

この神経毒は熱分解に弱く、そのためうなぎは蒲焼きが主な調理方法とされているのです。
ただし、徹底的に血抜きをすれば、食べられないこともないようですが、その味はあまり美味しいとは言えないようです。
以上が静岡県民でも知らないような雑学の数々です。
初めて知ったことがいくつもあったのではないでしょうか。
明日皆に話せる雑学ではないでしょうか。

この他にも雑学や発見は色々あるかもしれません。
自分で探してみるのも面白いでしょう。
参考文献
杉村喜光著
静岡県の雑学「知泉」的しずおか