平成のサザエさん!! ちびまる子ちゃんから学ぶ人生のあれこれ ~父ひろしから学ぶ男の生き方~
静岡市の清水区が舞台の漫画、ちびまる子ちゃん。
1990年からアニメが始まり、我が家では笑点の後は決まってちびまる子を観るものである。いつしかその知名度はサザエさんと肩を並べるほどになり、日曜6時に確固たる存在感を出している。
入江地区で少女時代を過ごした、作者のさくらももこの投影である小学校3年生の「ちびまる子ちゃん」が、家族、友達とともに繰り広げる日常生活を描いた、笑いあり、涙ありのコメディであり、一見のほほんとしたアニメでしか無い。
しかしよくよく見ると、資本主義経済を象徴している場面があったり学ぶべき点がいくつもある鋭い作品だ。
静岡人であれば、より共感性を持っているであろうこのアニメの一家の大黒柱、父ひろしの名言や考え方について考察する。
父、ひろしといえば居間にて焼酎片手に顔を赤くしている絵が印象的であり、象徴である。日曜日には釣りに行き、平日はこたつでぬくぬく。
最近まで職業不詳(本当は青果店を営んでいる設定)でマイペースな人物であるが、極稀に心に突き刺す名言を放つのでいくつか取り上げたい。

【思い出なんて憶えている分だけ憶えてりゃ充分だよ。 写真まで見てあれこれ余計な事まで思い出してるヒマないぜ。】
その通り。記憶に鮮明に残っているのが本当の思い出というもの。
【俺はしなくてもいい苦労はしない主義なんだ、 人生なんておもしろおかしく過ごしたほうが勝ちなんだよ】
楽観主義のひろしらしい言葉。こうやって考えられたらどんなに楽か。
【生き物は死ぬんだ!その時の覚悟ができてないやつは飼う資格ないぞ!】
これはひろしらしい、まる子を思いやった優しい言葉。ダンボールに入った犬をまる子が見つけるというところからストーリーが始まる。(始まったはず)
【いちいち心配したって心配しなくたってどっちみち結果は同じなんだよ。 どうせなるようにしかならねぇんだから、心配するだけ損じゃねえかよ】
こんな言葉、親や尊敬する上司に言われたらムッとするわけありませんよね。
【自分の好きなことがやれて家族が元気ならそれが一番幸せなんだ】
一家の大黒柱として最も重要な言葉。おそらく自分の好きなこと<家族の幸せ という考え方であろう。
【バカってのは幸せでいいな、都合のいいことしか覚えてねえんだから】
こんな事サラッと言えたらカッコいい!! 本当は悔しくて悔しくてしょうがないような事があったであろうに自分の感情は押し殺し、そっとまる子を慰める。そんな父親になりたいものです。
以上6点がパッと思いつくひろしの名言である。無論これ以外にも感慨深いものがあるので自分で見つけてみるのも良いかもしれませんね。
ちなみに写真はまる子が当時通っていた小学校です。
ちびまる子ちゃんオフィシャルサイト
http://chibimaru.tv/